●10月  秋の青春キップで飛騨高山まで

秋の青春18切符で、家族3人飛騨高山まで旅に出た。
電車の旅ってのは生涯を通じてあまりしたことがない。

夜行列車で東海道を西へ

豊橋で20分ほど停車。am4:55

岐阜からは2両編成

家族の誰一人として、「鉄子」でも「電車マニア」でもないのだが、再三に渡ってタモリ倶楽部が電車ネタを取り上げた影響を親2人が受けたことは否めない。なんだかその電車特有のノンビリ旅に惹かれてしまったのだ。しかもカミさんは「青春18キップというのが面白そうだ」という情報を各方面から集めだしていた。「青春」って(笑)。
 
というわけで、電車の旅のキッカケを与えたのはアホな親ではあるが、目的地はコドモ主体。「ルドルフとイッパイアッテナ」を読んだ幼稚園生の頃より、その物語に出てくる地名「ぎふ」が気になってしょうがなかったらしく、岐阜について調べていったところ「飛騨牛」の魅力に行き当たったという。
 
コドモは、時刻表なるものもはじめて購入し、飛騨高山までの電車の旅をシミュレーション。結局、なるべく交通費宿泊費を安くあげて、その分、旨いもんを食べに行くというのが今回の旅行のモチベーション。
 
私の世代だと小学生の頃には必ず1人や2人(いや、感覚的にはもっとかな?)…の電車好きがクラスにいたもので、東海道線の駅を東京から順に落語のじゅげむのごとくスラスラと言えるなんてのも決して珍しいことではなかったものだが、そういう人は今はほとんどいない様子。

コドモに聞いたところ、地元の田園都市線の駅順だってクラスの中で言えるヤツは「いないと思う」、とのことだ。そういう彼もせいぜい「ニコタマ」くらいまでがやっとで、途中の「カジガヤ」が抜けていたりする。
 
ちなみに変な時期の旅行で「学校は?」という声が聞こえてきそうだが、実はこの時期、コドモは「秋」休み。
 
???
 

そんなもんがあるのか?と驚かれる方もきっといらっしゃるかもしれませんが、母校をはじめ、今、青葉区の小学校は2期制が導入されて「秋休み」というのがあるのです。
 
「あゆみ」をもらわずに夏休みに突入する2期制って、なんだかシマリがないっていうか…。ホントにこれで大丈夫なのだろうか?
ゆとりっぱなしの日本の教育事情が心配です。

高山到着。日下部家からの眺め

残念ながらときどき小雨がぱらつく

テルテル坊主が本物っぽい。本物もウソもないけど(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

横浜を23時半に出発。電車はムーンライトながら。夜行列車で、東海道を順に岐阜まで。
ほとんどの人が寝ているし途中から乗車する人なんていないにも関わらず、寝台車とは違うので明かりは点きっぱなし。それを知っていたので、アイマスクやら耳栓を準備していった。(百均でゲット)
朝6時頃になってやっと岐阜駅に到着。そこから今度は、高山線に乗り換えて高山まで。これがまた2両編成の味のある電車。単線をトコトコ走っていく、しかも約3時間! 景色がどんどん山の中へ。駅で降りる人は何だか自分でドアを開けている。すげェ〜!
贅沢に時間を費やしやっと到着した高山は霧雨状態。ま、本降りって感じではなかったので、よかった。景色にも味が出るってもんだ。それにしても、外人がものすごく多い。名物高山祭りのシーズンだからというのはわかるが、それにしても交通事情としてはかなりの奥地にあたるこの高山。日本人である私にとっても、ひと踏ん張り必要なところなのに、外人が訪ねてくるっていうのは、ものスゴイ事だと思うのだが……。
地元の人に聞いたところ、なんたらって言う世界中で有名なガイドブックのランキング1位だか2位に日本の高山が掲載されたことが理由らしい。(ミシュランガイドの旅版みたいなものだろうか?)タクシーの運転手は「なんだかワカンネェけど、こたえられないッスよ」なんてウレシソウにシワを顔いっぱいに寄せて、おつりのお札を数えてた。外人だろうが何だろうが客がいっぱいなことが嬉しくて仕方ない様子なのだ。
それにしても、そのガイドブックのおすすめキャッチコピーひとつで、世界中の旅好きが、ここ高山まで来ちゃってるってことがスゴイ事だと思う。書くほうの責任の重さもなんだかひしひしと感じられる。