早春スケッチブックの頃

 
「気の小っちゃい善良でがんじがらの正直者め」
「ありきたりなこと言うな……」
「くだらないものでもなんでもいい、強く好きになれ」
 
山田太一といえば、「ふぞろいの林檎たち」も悪くはないけど、
「早春スケッチブック」に強く影響受けた10代最後の頃。

 

山崎努のセリフが印象的で、シナリオ本も買って何度も読んでた。
今思い返せば「くだらないものでもなんでもいい、強く好きになれ」ってことが深く脳裏に刻まれたと思う。

音楽、小説、映画、人。。。
自分で言うのもなんだけど、好きになったものはいつまでも好きでいられる性質だ。
それにしても、たったこれだけの短いセリフの言い回しでも、心に強く響かせるってのは、山田太一の言葉の使い方、選び方が上手いからなんだろうけど、山崎努の独特のしゃべり方(演技)によるところも大きいのだろう。
(そういえば、3丁目に住んでたOくんがよくマネをしていたっけ。それに私の父親を山崎努に似ているって言ってたことも思い出した)

「ありきたりなこと言うな」って叱りつけるセリフが何度も出てきて、
当時10代後半だった自分の心に沁み込んだ。
 
「あの頃」、「あの頃」とはあんまり言いたくはないけど、
でも、やっぱり「あの頃」って良質なドラマが多くて、
テレビの社会的貢献度は今と比べてずいぶん高かった気がするなァ。
忘れていたけど、こうやってYOUTUBEで改めて観ると、(ほとんど消されてマス)
自分の心の奥底にある硬い部分(やわらかい方じゃなく)に何かを刻んでいたのがよくわかる。知らず知らずのうちに刻まれていた大事な部分かもしれない。
山田太一にもテレビにも感謝だ。
 
このドラマ、あんま多くの人に知られてない作品みたいだし、DVDもないのかもしれないけど、自分のコドモも一度見ておいて欲しいドラマの一つだ。
願わくば、親からの薦めではなく自然に出会う形で。
 
あと、「父母の誤算」も好きだった。
小山内美江子の脚本で息子・利重剛のデビュー作  WIKI参照
これも映像情報やソフトが全然見つからない名作。
主題歌は甲斐バンド『漂泊者(アウトロー)』。
(金八の加藤優が同じように学ラン着た不良役で出ている!)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です